コシアブラとは?旬・特徴・美味しい食べ方を解説【山菜の女王】

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4月になると青果市場には、タラの芽や根曲がりだけ、コゴミなど、さまざまな山菜が並び始めます。

その中でも、山菜好きの人たちから特に人気が高いのが コシアブラ です。

知名度はタラの芽ほど高くありませんが、香りの強さと独特の風味から 「山菜の女王」 と呼ばれることもあります。

今回は

  • コシアブラとはどんな山菜か
  • 旬の時期
  • 選び方
  • 美味しい食べ方

などを、分かりやすく解説します。


コシアブラとは?

コシアブラは ウコギ科コシアブラ属 の落葉高木で、早春に伸びる若芽を山菜として食べます。

タラの芽やウドも同じウコギ科の植物で、山菜の中でも香りが強いグループに入ります。

コシアブラの特徴は

  • ほろ苦い独特の風味
  • 山菜らしい強い香り
  • 軽い食感

です。

タラの芽と比べると

  • 香りが強い
  • 苦味がしっかりある
  • 風味が濃い

という特徴があります。

その個性的な味わいから、山菜好きの間では 「タラの芽より好き」という人も多い山菜 です。

ちなみに名前の由来は、この木の 樹脂(あぶら)を漆のように塗料として使っていたこと から来ていると言われています。


旬の時期

コシアブラは 地域や標高によって旬が大きく変わる山菜 です。

おおよその目安は以下です。

地域
九州・関東・中部4月上旬
東北5月
山間部・高地6月頃まで

特に天然ものは 旬が10日前後と非常に短い のが特徴です。

そのため市場でも

  • 入荷量が少ない
  • 日持ちしない

という理由から、一般のスーパーではあまり見かけない山菜です。

近年はハウス栽培なども増え、少しずつ流通量は増えています。


コシアブラの特徴

コシアブラの最大の魅力は 香りの強さとほろ苦さ です。

山菜らしい青い香りがありながら、爽やかさも感じられます。

さらに

  • 苦味
  • 香り
  • 甘み

がバランスよく感じられるため、山菜通を虜にする味と言われています。

またコシアブラには

  • ポリフェノール
  • クロロゲン酸

なども含まれているとされ、抗酸化作用などが期待される山菜でもあります。


コシアブラの選び方

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美味しいコシアブラを選ぶポイントは 若さ です。

ポイントは次の2つです。

芽が出たばかりのもの

枝の先から芽が出たばかりの状態は、筆のような形 をしています。

この状態は 筆葉(ふでは) と呼ばれ、特に良い状態とされています。

葉がまだ開いていないものほど

  • 柔らかい
  • えぐみが少ない

という特徴があります。


葉が広がる前のもの

少し成長すると葉が開き始めます。

この状態でも食べられますが

  • 葉が広がりすぎている
  • 大きくなりすぎている

ものは、えぐみが強くなります。

そのため

葉が開く直前くらいのもの

が食味としては最も良い状態です。


コシアブラの保存方法

コシアブラは とても傷みやすい山菜 です。

市場でも入荷後すぐに使うのが基本です。

冷蔵保存

  1. 濡らした新聞紙で包む
  2. ポリ袋に入れる
  3. 野菜室で保存

保存期間は 2〜3日程度 です。

山菜は香りが命なので、早めに食べるのがおすすめです。


冷凍保存

長期保存したい場合は冷凍も可能です。

手順は

  1. 塩を入れたお湯で1〜2分茹でる
  2. 水にさらしてアク抜き
  3. 水気をよく拭く
  4. 小分けにして冷凍

保存期間は 2〜3週間ほど です。


コシアブラのおすすめの食べ方

コシアブラは香りが強いので、シンプルな料理がよく合います。

特におすすめの食べ方はこちらです。

天ぷら

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最も定番の食べ方です。

揚げることで

  • 苦味がまろやかになる
  • 香りが立つ

ため、コシアブラの魅力を一番感じられます。


山菜ご飯

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細かく刻んでご飯に混ぜると、香りが広がる春らしい一品になります。

じゃこや油揚げと合わせるのもおすすめです。


おひたし・和え物

軽く茹でて

  • ごま和え
  • おひたし

にしても美味しく食べられます。


炒め物・パスタ

豚肉やベーコンと合わせると、コシアブラの香りが引き立ちます。

オイル系パスタとの相性も良い山菜です。


まとめ

コシアブラは

  • 「山菜の女王」と呼ばれる人気の山菜
  • 旬は4月〜5月頃
  • 香りと苦味が魅力

という特徴があります。

市場でも入荷期間が短く、春のわずかな期間しか味わえない 季節限定の山菜 です。

もし見かけたら、ぜひ

  • 天ぷら
  • 山菜ご飯

などで、春の味覚を楽しんでみてください。