タラの芽とは?旬・特徴・美味しい食べ方を解説【山菜の王様】

タラノキに芽吹くタラの芽(山菜)

春になると競売には、独特の存在感を放つ山菜が並び始めます。

その中でも特に人気が高いのが タラの芽 です。

お客様からの人気も高く、山菜の中でも特別な存在として

「山菜の王様」

と呼ばれることもあります。

ほのかな苦味と独特の香り、もっちりとした食感が特徴で、天ぷらにすると春ならではの味わいを楽しめます。


タラの芽とは?

タラの芽は タラノキ(ウコギ科)の新芽 です。

タラノキは日本の山野に自生する落葉低木で、高さ2〜6mほどまで成長します。

幹や枝には鋭いトゲがあり、春になると枝の先端に太く丸みのある芽をつけます。
この新芽の部分を食用にしたものがタラの芽です。


タラノキには種類がある

一口にタラノキと言っても、いくつかの種類があります。

代表的なのが

  • オダラ(男だら)
  • メダラ(女だら)

の2種類です。

天然タラの芽と栽培タラの芽

オダラ(男だら)※画像右側

野山に多く自生しているのが オダラ(男だら) です。

特徴

  • 幹や枝に無数のトゲがある
  • 幹や枝が白っぽい
  • 香りと風味が強い

天然のタラの芽の多くはこのオダラから採れます。

高さは 2〜4mほど に成長しますが、
収穫後の回復力が弱いとも言われています。

そのため、天然物は流通量が少なく貴重な山菜です。


メダラ(女だら)※画像左側

一方、市場に多く流通しているのが メダラ(女だら) です。

最大の特徴は

トゲが少ないこと

です。

品種や個体によっては、ほとんどトゲがないものもあります。

また

  • 幹や枝のトゲが少ない
  • 管理しやすい

という理由から

ハウス栽培

に使われることが多い品種です。

現在スーパーなどで見かけるタラの芽の多くは、このメダラ系の栽培品です。


タラの芽の旬

タラの芽の旬は 春(3月〜5月頃) です。

春になると山菜が市場に並び始め、その中でもタラの芽は代表的な春の味覚として知られています。

天然物は山で採れるため流通量が少なく、短い期間しか出回らないのも特徴です。


タラの芽が「山菜の王様」と呼ばれる理由

タラの芽が山菜の王様と呼ばれる理由はいくつかあります。

味が良い

独特の ほろ苦さと香り があり、山菜の中でも特に食味が良いとされています。

油との相性が良く、天ぷらにすると香りと苦味が絶妙に引き立ちます。


栄養価が高い

タラの芽には

  • ビタミンB群
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • βカロテン
  • カリウム
  • 食物繊維

などの栄養が含まれています。

特に

βカロテンやビタミンE

は油と一緒に摂ることで吸収率が高くなると言われています。


タラの芽はなぜ黒っぽくなる?

天然のタラの芽は太陽の光を浴びて成長します。

日光をたくさん浴びたタラの芽は

黄色に赤紫色が混じった色

になり、さらに成長すると

黒っぽい黄金色

のような色になります。

これは

ポリフェノールが多く含まれているため

と言われています。

天然タラの芽は収穫してから時間が経つと

  • 褐色
  • 黒っぽい色

に変わることがありますが、これは傷んでいるわけではありません。


タラの芽のおすすめの食べ方

タラの芽の天ぷら(春の山菜料理
タラの芽は天ぷらにすると香りとほろ苦さが引き立つ、春の定番山菜料理です。

タラの芽は 天ぷら が最も定番の食べ方です。

油で揚げることで

  • 香りが引き立つ
  • 苦味が美味しく感じられる
  • 栄養吸収率が高くなる

というメリットがあります。


その他の料理

  • タラの芽の天ぷら
  • タラの芽のおひたし
  • タラの芽の胡麻和え
  • タラの芽の炒め物

豚肉やベーコンと炒めると、苦味と旨味のバランスが良くなります。


まとめ

タラの芽は

  • タラノキの新芽
  • 春が旬の山菜
  • 山菜の王様と呼ばれる

春を代表する食材のひとつです。

タラノキには

  • オダラ(天然)
  • メダラ(栽培)

などの種類があり、それぞれ風味や特徴が異なります。

春の山菜が出回る季節になったら、ぜひタラの芽を味わってみてください。