青果市場の競売(セリ)の現場|プロが見る野菜や果物の見極めポイント

青果市場の競売(セリ)は、ただ値段を出すだけの取引ではありません。
競売では限られた時間の中で
・商品の品質
・その日の相場感
・品質と相場を考慮した価格
などを瞬時に判断しながら仕入れを行います。
同じ品目の中でも、実際には生産者によって品質に差があることも多く、目利きの力が仕入れの結果を大きく左右します。
今回は、青果市場の競売の現場で見ている商品の見極めポイントについて紹介します。
競売前の確認が仕入れを左右する
市場では、競売品は競売が始まる前から売場に並べてあります。
そのため買参人は、セリが始まる前に売場を回り
・品質
・生産者
・数量
などを確認します。
競売はスピーディーに進むため、事前に
・どの商品を狙うのか
・どこまでの価格を出せるか
を考えておくことが重要になります。
この競売前の確認作業が、仕入れの結果を大きく左右します。
箱の見える部分だけで判断しない
競売品は同じ生産者から出荷された物でも全ての物が品質的に完全に同じとは限りません。
そのため競売品を見る際には、箱の見える部分だけで判断しないことが重要です。
中には、見た目を良く見せるためにもあります。
箱の中で品質が違う場合がある

例えば、りんごなどの果物はコンテナに二段重ねで出荷されるます。
この場合
・上段(見える部分)
・下段(シートで隠れて見えない部分)
で品質が違うことがあります。
中には
上段には品質の良い物を入れ、下段には品質の劣る物を入れているケース
もあります。
見える部分だけで判断すると、想定の価格に合わない商品を仕入れてしまう可能性があります。
箱ごとに品質が違う場合がある

農産物の出荷作業は、多くの場合生産者自身が行います。
出荷量が多い場合、競売場では箱を何段にも重ねて置くことが一般的です。
その際に
一番上に品質の良い物を置き、下に品質の劣る物を置く
ケースもあります。
そのため、上に置かれている箱だけを見て判断するのではなく、できるだけ全体の状態を確認することが重要です。
生産者ごとの特徴を把握する
市場では、生産者によって品質の傾向があります。
品質が安定している生産者の商品は安心して仕入れられますが、中には品質のばらつきが大きい生産者もいます。
そのため市場で仕入れをしていると
「この生産者は品質が安定している」
「この出荷は注意した方がいい」
といった生産者ごとの特徴が分かってきます。
仕入れでは、こうした情報も重要な判断材料になります。
安いからといって必ず仕入れるとは限らない
競売では、思わぬ安値で商品を仕入れられることもあります。
しかし、どれだけ安くても
・鮮度が落ちている
・品質が悪い
商品を仕入れてしまうと、お店の評価を落とす可能性があります。
短期的には利益が出ても、長期的にはお客様の信頼を失うことにもつながります。
そのため市場では
安いから買うのではなく、売れる品質かどうか
を判断することが重要になります。
目利きは経験で磨かれる
青果市場の仕入れでは
・商品の品質を見る力
・相場を読む力
・判断のスピード
が求められます。
これらは一朝一夕で身につくものではなく、日々の市場経験の中で少しずつ身についていきます。
競売は、単なる売買ではなく、プロの目利きが試される現場でもあります。
まとめ
青果市場の競売では、価格だけでなく商品の品質を見極めることが重要です。
青木青果では長野の市場で毎日商品を確認しながら、品質の良い野菜や果物を仕入れています。
長野で野菜や果物の仕入れをご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

