仕入れ担当が語る「見る目」の鍛え方
~果物の良し悪しは“現場”で決まる~
こんにちは、青木青果です。
私たちは毎朝、長野県内の市場へ出向き、飲食店・福祉施設・ご家庭に届ける果物や野菜を目利きしています。
お客様に「本当にうまい」と思っていただけるものだけを選ぶために、必要なのが“仕入れの見る目”です。
今日はその裏側、「プロの目利きはどうやって育つのか?」についてお話しします。
■ 目利きは“積み重ね”でしか身につかない
例えば果物の善し悪しは、数字(等級)だけでは判断できません。
同じ“秀品”でも、
・色付きの深さ
・軸の張り
・表皮の張り具合
・重量感
・果物の形
・生産者の名前
など、細かいポイントが判断基準になります。
これは教科書では学べません。
市場で何千箱と触れて、市場の担当者や農家さんや仲卸さんの話を聞いて、初めて見えてくる“感覚”です。
■ 果物は「今週」と「来週」で変わる
果物は生き物。
天候ひとつで味や仕上がりが大きく変わります。
「去年は○○農園の桃が良かった」だけでは通用しないのが現実です。
だから私たちは、仕入れの現場でその日その時の“状態”を見極めて判断します。
逆に言えば、1箱だけを見て判断してる業者とは、根本的に目線が違うんです。
■ プロの目は、お客様の期待に応えるためにある
最終的に重視しているのは、「これをお客様が食べて喜ぶかどうか」。
・家庭用ならコスパと食味のバランス
・ギフト用なら食味と見た目の高級感
・業者向けなら、その時々に用途に合わせた物を
それぞれのお客様に合わせて、私たちの“見る目”はフル回転しています。
結びに
果物の仕入れは、ただ“並んだ中から良さそうな箱を選ぶ”仕事ではありません。
青木青果では、現場でしか得られない経験をもとに、確かな品質を見極め、皆さまの元へお届けしています。
「この八百屋が選んだものなら間違いない」
そう言っていただけるよう、日々“目”を鍛えています。
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