青果市場のヤリとは?市場で使う手の合図を解説

青果市場の競売(セリ)では、買い手が声で値段を言うことはほとんどありません。

多くの市場では、手で数字を表して価格を示す方法が使われています。

この手の合図を

「ヤリ」

と呼びます。

市場の競売では、このヤリによって値段が決まり、野菜や果物が取引されています。

今回は、青果市場で使われるヤリについて解説します。


ヤリとは

ヤリとは、競売の際に手で数字を表して価格を示す方法のことです。

セリ人が
・等階級
・数量

などを読み上げると同時に、買参人がヤリを出して値段を提示します。

その中で最も高い価格を出した人が商品を落札します。

市場の競売は非常にスピードが早いため、このヤリによって瞬時に価格が決まっていきます。


なぜヤリを使うのか

市場では短時間で多くの商品が取引されます。

ヤリを使うことで

・瞬時に値段を伝えられる
・複数の買参人が同時に価格を提示できる

というメリットがあります。

このスピード感が、市場の競売には欠かせません。


価格をヤリでどのように表すのか

ヤリでは、上の画像のように手で数字を表して価格を示します。

また、場合によっては複数のヤリを組み合わせて価格を提示することもあります。

例えば

1(10円・100円・1,000円など)を表す場合は

・「1」のヤリ

15(150円・1,500円・15,000円など)を表す場合は

・「1」のヤリ
・「5」のヤリ

を組み合わせたジェスチャーで表します。

つまり、「1」と「5」のヤリを続けて出すことで「15」という数字を示します。

市場の競売では、このように数字を組み合わせて価格を表すことも多く、慣れていないと最初は分かりにくいこともあります。

しかし競売は非常にスピードが早いため、買参人はこうしたヤリを使って瞬時に価格を提示しています。


競売では商品の単位も決まっている

青果市場の競売では、商品ごとに価格の単位が異なります。

例えば

・10円単位
・100円単位
・1000円単位

など、商品によって単位が変わることがあります。

この単位は明確なルールで決められているわけではなく、その商品の相場によって決まることが多いです。

市場では、セリ人と買参人の間で

「この商品はこの単位で競る」

という暗黙の了解があり、その中で価格が形成されていきます。

そのため市場では、商品の相場を理解していないと、どの単位でヤリを出すのか判断することが難しい場合もあります。


慣れるまでは分かりにくい

市場の競売はスピードが早く、ヤリの出し方や数字の意味も独特です。

そのため初めて競売を見た人は

「今どこで値段が決まったのか分からない」

と感じることも少なくありません。

市場で仕入れを行う人は、こうしたヤリの意味やタイミングを経験を重ねながら覚えていきます。


まとめ

青果市場の競売では、手で数字を表す「ヤリ」という方法で価格が決まります。

ヤリは

・瞬時に価格を伝えられる
・多くの人が同時に値段を出せる

という理由から、市場の競売で長く使われている方法です。

市場で仕入れを行うには、商品の目利きだけでなく、こうした競売のルールや文化を理解することも重要になります。

青木青果でも長野の市場で毎日商品を確認しながら、品質の良い野菜や果物を仕入れています。

長野で野菜や果物の仕入れをご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。