ネクタリンとは?旬・食べ頃・保存方法まで徹底解説

夏から初秋にかけて旬を迎える「ネクタリン」。
見た目はすもものようにツヤがあり、食べると桃のような芳醇な香りが広がる、近年人気が高まっている果物です。
今回はネクタリンの特徴や歴史、食べ頃、保存方法、おすすめの食べ方まで詳しくご紹介します。
ネクタリンとは?

ネクタリンはバラ科モモ属に分類される果物で、桃の仲間です。
正式名称は「ズバイモモ」といい、「ネクタリン」は英語名として広く使われています。
桃との大きな違いは、果皮に産毛がないこと。つるりとした美しい果皮が特徴で、見た目はすももに似ています。
また「油桃(ゆとう・あぶらもも)」や「ツバキモモ」と呼ばれることもあります。
ネクタリンの歴史
桃の原産地は中国で、紀元前から食べられていたといわれています。
ネクタリンは桃の突然変異によって誕生したと考えられており、中央アジアのトルキスタン地方で6~7世紀頃に生まれたとされています。
日本へ本格的に導入されたのは明治時代ですが、現在主流となっている「ファンタジア」や「フレーバートップ」などの品種は、昭和40年代にアメリカから導入されました。
ネクタリンの特徴
ネクタリン最大の魅力は、甘みと酸味のバランスです。
桃よりも酸味がしっかりしており、さっぱりとした味わいが楽しめます。
また、果肉がしっかりしていて身崩れしにくいのも特徴です。
ネクタリンの特徴
- 桃のような芳醇な香り
- 甘みと爽やかな酸味
- 果肉がしっかりしている
- 皮ごと食べられる
- 種離れがよく食べやすい
桃は種が果肉にくっつきやすいですが、ネクタリンは比較的種が離れやすいため、カットしやすい果物です。
主な品種

ネクタリンにはさまざまな品種があります。
- ファンタジア
- 秀峰
- フレーバートップ
- メイグランド
- サマークリスタル
長野県では特に「秀峰」「ファンタジア」などが人気で、濃厚な甘みと爽やかな酸味を楽しめます。
旬の時期と主な産地
主な産地は次の3県です。
- 長野県
- 山梨県
- 福島県
旬は7月から9月頃で、特に8月が最盛期となります。
長野県では標高差を生かした栽培が行われ、夏から秋にかけてさまざまな品種が出荷されます。
食べ頃の見分け方

ネクタリンは収穫直後はやや硬めのものもあります。
食べ頃のサインは次の通りです。
- 全体が鮮やかな赤色になっている
- 甘い香りが強くなる
- 指で軽く押すと少しやわらかい
- 重みを感じる
購入後すぐに硬い場合は、常温で1~2日追熟させることで甘みと香りが増します。
美味しい保存方法

常温保存
新聞紙やキッチンペーパーで包み、風通しの良い涼しい場所で保存します。
硬い果実は常温で追熟させるのがおすすめです。
冷蔵保存
十分に熟したら食べる2~3時間前に冷蔵庫で冷やします。
長期間冷蔵すると香りや甘みが弱くなるため注意しましょう。
保存期間の目安は2~3日です。
冷凍保存もおすすめ
食べきれない場合は冷凍保存も可能です。
丸ごと冷凍
- ラップで包む
- 保存袋に入れる
- 空気を抜いて冷凍
食べる際は流水で30秒ほど解凍すると皮がむきやすくなります。
カットして冷凍
- 皮をむいてカット
- レモン水にくぐらせる
- 水気を切って保存容器へ
- 冷凍保存
保存期間は約1か月です。
半解凍で食べるとシャーベットのような食感が楽しめます。
ネクタリンの切り方

- 種に沿って包丁を1周入れる
- 両手で反対方向にひねる
- 種を取り除く
- くし形に切り分ける
種離れがよいため、桃よりもカットしやすいのが特徴です。
ネクタリンの栄養
100gあたりの主な栄養成分は以下の通りです。
- 食物繊維:1.7g
- カリウム:210mg
- ナイアシン:0.7mg
期待される働き
- 便通改善
- 美容サポート
- むくみ対策
- 血圧管理のサポート
- 体調管理のサポート
食物繊維が比較的豊富なため、毎日の食生活にも取り入れやすい果物です。
おすすめの食べ方
ネクタリンは生食が最もおすすめですが、さまざまなアレンジも楽しめます。
- そのまま冷やして食べる
- ヨーグルトに添える
- タルトやケーキに使う
- ジャムやコンポートにする
- シャーベットやスムージーにする
- フルーツソースにする
皮ごと食べることもできますので、よく洗ってからお召し上がりください。
まとめ

ネクタリンは、桃の甘い香りとすもものような爽やかな酸味を兼ね備えた夏の人気フルーツです。
追熟によって変化する味わいも魅力のひとつで、硬めの食感を楽しむことも、やわらかく熟した果肉を味わうこともできます。
長野県産ネクタリンは7月から9月にかけて旬を迎えます。ぜひ旬の時期ならではの甘酸っぱい味わいをお楽しみください。

