なぜ“信州ブランド”が人気なのか?
青果の本当の価値は「産地力」で決まる。
こんにちは、青木青果です。
近年、「信州産」と表記された果物や野菜が、スーパーやギフト市場で高く評価されるようになりました。
ではなぜ“信州ブランド”がこれほどまでに人気なのでしょうか?
今日はその理由を、産地で商売をしてきた八百屋の目線で解説します。
1. 昼夜の寒暖差が「糖度」を高める
信州(長野県)は標高が高く、昼夜の寒暖差が大きい地域です。
この寒暖差があると、日中に蓄えた糖分が夜間に無駄に消費されず、実に甘さが残りやすい。
だから信州の果物は「甘い」と言われます。
とくに
・りんご
・ぶどう(シャインマスカット・ナガノパープル)
・桃
などは、糖度と香りが格段に違います。
2. 清涼な空気と水、そして土壌
長野は山に囲まれた地形のため、空気と水が澄んでいます。
また、水はけのよい扇状地や傾斜地も多く、根がよく張り、果実の引き締まった作物が育ちやすい環境です。
農薬や除草剤に頼りすぎない農家さんも多く、自然の力を生かした丁寧な栽培が信州らしさのひとつになっています。
3. 古くからの農業文化と高い技術
信州は江戸時代から果樹栽培が盛んで、各地域に代々受け継がれた技術や知恵があります。
・剪定(せんてい)の仕方
・日照時間の調整
・有機栽培との向き合い方
こういった細やかな工夫が“信州ブランド”の品質を支えています。
4. “本物志向”の消費者からの支持
信州の果物は「映える」よりも「味がいい」「安心できる」といった**“本物志向の消費者”に好まれる**傾向があります。
特に最近は、
✅ 子どもに安心して食べさせたい
✅ 贈答品として“間違いないもの”を選びたい
というニーズが増えており、信州産=信頼できる品質という認識が定着しています。
5. 青木青果は“信州”の目利きとして
私たち青木青果は、毎朝市場に立ち、自分の目で確かめた果物だけを仕入れています。
どんなに信州産というブランド名がついていても、納得のいかない物は仕入れません。
「信州産は全て信頼できる」ではありません。
“信州産の中でも、お客様が喜んでもらえるものを選ぶ”。
これが青木青果の仕事です。
最後に
信州という土地の恵み、農家の技術、自然の力、そして消費者からの信頼。
それらが合わさって、“信州ブランド”は今、多くの人から求められています。
これから旬を迎える果物、青木青果でも順次ご案内してまいります。
信州の「本物の味」を、ぜひ一度お試しください。